立体写真の作り方 基礎編


ベース約2cmの自作近接用リグ。
このコンデジはリモート端子が無いため内部のシャッター端子を延長して外部に取り出し結線しています、同期は満足いくものであったとのことでした。
概要  カメラ:ソニー サイバーショット DSCーT100
    ステレオベース:17mm(実測)
    ホルダー:アルミアングル利用
    その他:カメラを平行に取り付けると、片方のピント位置がずれるので、カメラの前方25cmの所で、レンズ中心線が合うように、カメラをやや内側に向け取り付け。
@ ステレオカメラで撮る
 レンズが2個ついていて、2個のシャッターが同時に切れるようになっているカメラをステレオカメラという。1950 年代までに製造中止になった古いカメラが多いが、ドイツのRBT 社製の一眼レフの改造型ステレオカメラなどもある。
最近、富士フィルム社から世界初のデジタルステレオカメラが発売されて話題を呼んでいます。
めがね等を必要としないで鑑賞出来る立体カメラです。動画も撮れます。
右の写真です。
くわしくはココで。


画面クリックで大きな画像が見れます
A 2台のカメラを並べて撮る
 2台のカメラを適当な台の上に並べて固定し、同時にシャッターを切ると、立体写真が撮れる。シャッターのタイミングがずれると、動いている物が変に見えるので、シャッターを同時に作動させるのに工夫がいります。
 2台のカメラのレンズ間の距離をステレオベースといって、カメラから被写体までの距離によって決めます。アバウトに言いますと、ステレオベースは、カメラから被写体までの距離の50分の1 にすればいいのですが、厳密に言いますと、接写か、遠景の撮影か、近景の撮影かなどの条件によって、ステレオベースの比率が変わります。


B 二度撮り
 写真を1枚撮ったら、カメラを左右に少し移動させて、もう1枚撮る。動かない物のステレオ写真は、この方法で撮れます。カメラの移動距離がステレオベースです。ステレオベースの小さい接写などの場合は、この方法が有効です。マクロスライダーを使うと、移動量を正確に決めることができます。


C ステレオペアの作り方
 カラースライドで作る場合もプリントで作る場合も同じですが、左右の画像に写っている同じ物の高さを正確にそろえることが大切です。これが正確にできていませんと 立体視したとき、目に異様にストレスがきます。また左右の画像に写っている物の大きさが少し違っていても、目にストレスがかかりますので正しく正確に制作することが必要です。